昼のピークタイムに提供される越後屋八十吉のランチメニューは、定番の青魚から高級魚の西京漬け、さらには肉料理まで幅広いラインナップを誇ります。入口のレジで前払いして注文札を受け取るシステムとなっており、炊きたての白米、香り高い味噌汁、大根おろし、漬物がセットになっています。
数あるメニューの中でも、特に人気を二分する看板料理が「さばの文化干し定食」と「サーモンハラス干し定食」です。さばの文化干しは、箸を入れた瞬間にあふれ出す透明な脂と、パリッと焼き上がった皮の香ばしさが秀逸。青魚特有の臭みは一切なく、凝縮された旨味が口いっぱいに広がります。一方のサーモンハラス干しは、脂の乗った大ぶりのハラスが豪快に焼き上げられ、炭火特有のスモーキーな香りと濃厚な脂の甘みが、思わず白米をかき込みたくなる抜群の相性を見せます。
周囲の商業施設や路面店では、ランチタイムに1,500円を超える和食膳も珍しくありません。その中で、職人が炭火で焼き上げるこれだけの魚定食を1,000円前後の値段で提供している点は、東銀座エリアにおいて際立った競争力を示しています。