ポニョと宗介が目を輝かせて見つめていたあのラーメンのベースとなっているのは、昭和から愛され続ける日清食品のチキンラーメンだ。丼に敷き詰められた麺の上に丸ごと乗せられたハムの迫力は、作中でも屈指のハイライトとして語り継がれている。
停電した家の中で、母のリサが手際よく淹れる温かい一杯。ポニョが熱々のハムを待ちきれずに手でつかみ、「アツアツ!」と声を上げる場面は、食べる喜びの原点を思い出させてくれる。チキンラーメン特有の香ばしいチキンエキスが部屋いっぱいに広がる感覚は、作中の宗介たちが感じたワクワク感そのものだ。