富士山に次ぐ第2位は?日本の高い山ランキングTop10と標高差の真相を徹底解説

富士山に次ぐ第2位は?日本の高い山ランキングTop10と標高差の真相を徹底解説

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日本の高山を語る上で欠かせないのが、「第3位」の座を巡る標高改定の劇的な経緯です。登山地図や各種データブックを開いたとき、「第3位が2つある」ことに疑問を抱いた読者も少なくないはずです。

長年にわたり、日本第3位は北アルプス最高峰の「奥穂高岳(3,190m)」であり、第4位は南アルプスの「間ノ岳(3,189m)」という序列が登山界の絶対的な定説でした。奥穂高岳はその険峻な岩壁と槍ヶ岳へ続く大縦走路の要所として絶大な人気を誇る一方、間ノ岳は北岳と農鳥岳に挟まれた穏やかな山容の巨峰として知られていました。

事態が急変したのは2014年4月1日です。国土地理院が人工衛星(GNSS)測量技術の向上と地殻変動データを反映し、全国1003山の山岳標高成果を改定したと公式発表しました。その際、間ノ岳の標高が従来の3,189m(精密値3,189.50m)から、四捨五入の基準と最新測量データの精査によって「3,190m」へと1m引き上げられたのです。

このわずか「1mの修正」は登山界に大きな衝撃を与えました。長年単独3位に君臨していた奥穂高岳と、単独4位だった間ノ岳が、「標高3,190mで同率第3位」として並び立つことになったからです。当時の山岳雑誌やネットコミュニティでは「奥穂高岳のプライドはどうなるのか」「間ノ岳の山頂標識はどう書き換えるのか」といった議論が巻き起こり、現地自治体や山小屋関係者が看板の表記対応に追われる事態となりました。1mという数値は自然界において極小の差ですが、人間の順位付けにおいては歴史を塗り替える決定打となったのです。

中川 明日香
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中川 明日香

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。