けん玉のもう一つの主役が、玉を手に持つ「玉持ち」だ。玉の穴を真上に向け、親指と人差し指、中指の3本で穴の周りを囲むように保持する。ダイナミックな「飛行機」や「日本一周」などの技で多用されるこのグリップには、独自のコツが存在する。
最大のポイントは、穴の位置を常に目視できる角度に維持すること。指で穴を隠してしまうと、空中から落ちてくるけんの先端(剣先)を穴に誘導できなくなる。指先をほんの少し開かせ、穴の空間を広く見せる。たったこれだけの意識改革で、空中での視認性が跳ね上がり、吸い込まれるように穴へとけんが収まるようになる。