怪人協会編におけるキングの活躍(?)は、まさに彼の真骨頂だ。幹部クラスの強力な怪人4体を前に、丸腰のキングがたった一人で立ちふさがる場面。一切の攻撃手段を持たない彼がとった行動は、「ただ相手を睨みつけ、キングエンジンを響かせること」だけだった。
怪人たちはキングの冷徹に見える表情の裏に、無数の策謀と圧倒的破壊力を予感し、動きを完全に封じ込められた。大技「煉獄無双爆熱波動砲」を放つと見せかけたブラフは、読者の胃をキリキリさせながらも最高の爽快感を与えた。武器も超能力もない男が、ハッタリひとつで戦場を支配したこのシーンは、エンタメ史に残る名場面として語り継がれている。