油で揚げない調理において、食感を決定づける最大の要素が「パン粉」の扱い方だ。従来のやり方でそのままオーブンや電子レンジに入れても、焼き色が薄くしんなりとした仕上がりになりやすい。そこで登場したのが、乾煎りによってきつね色の黄金衣を作る手法である。
あらかじめフライパンでパン粉のみを中火でじっくり煎り、あらかじめきつね色に色づかせておく。少量のオリーブオイルやごま油を微量だけ馴染ませて煎ることで、香ばしい風味とクリスピーな食感が劇的に向上する。この「炒めパン粉」を丸めた具材に直接塗す(まぶす)だけで、見た目も味も揚げるコロッケそのものの完成度となる。