園の歴史を語る上で絶対に外せない存在が、日本中で愛された泳げないカバ、カバのモモだ。1994年に生まれたモモは、母カバからの拒絶により生後間もなく命の危機に瀕した。スタッフたちの必死の手当てと昼夜を問わぬ努力により、日本で初めて人工保育によるカバの育成に成功したという奇跡のドラマは、いまなお語り継がれている。
生まれたばかりのモモは水に入るのを怖がり、飼育員の手ほどきによって少しずつ泳ぎを覚えていった。人懐っこく愛らしいその姿は、全国的なニュースとなり一躍アイドル的現象を引き起こした。大人になった今も、モモはその温厚な人柄(カバ柄)で多くのファンに愛され続けており、彼女の存在自体がバイオパークの命に対する真摯な姿勢と愛情の象徴となっている。