高橋ユキ氏は福岡県出身のノンフィクション作家・フリーライターです。大学は福岡大学法学部を卒業しており、在学中から培った法的な思考力と手続きへの理解が、現在の緻密な裁判傍聴取材の土台となっています。
上京後、女性4人組による裁判傍聴ユニット「霞っ子クラブ」の結成に参画したことが、ライターとしての大きな転機となりました。司法の現場である東京地方裁判所などを舞台に、専門用語が飛び交う堅苦しい法廷劇を女性目線の軽やかかつ鋭い切り口でレポートしたブログがネット上で大反響を呼び、書籍化されるほどの社会現象を巻き起こします。
ユニット解散後もフリーの裁判傍聴ライターとして独立し、刑事事件を中心に数多くの公判を担当。単なる判決結果の速報にとどまらず、法廷に立つ被告人の表情、証言台に立つ関係者の言葉の端々から「なぜ事件が起きてしまったのか」を丹念に掘り下げる取材スタイルを確立しました。