阿部サダヲ氏が主演を務め、社会現象となったドラマ『不適切にもほどがある!』。現在もNetflixやTVerなどの主要配信プラットフォームで根強い人気を誇るこの作品は、昭和と令和の価値観のギャップを鮮烈に描き出した。
実のところ、作品内で漂うどこか懐かしくも熱量の高かった時代の空気感は、昭和から平成にかけて市松が歩んできた熱気溢れる校風ともどこか重なる。現代の高度な高等学校教育へとスムーズに脱皮を遂げつつも、あの時代特有の人間味やバイタリティは、校風の底流に確かに息づいている。学園ドラマの枠を超えた社会的インパクトが、期せずして母校の歴史的背景に光を当てる形となった。