辻希美とのコンビ「W(ダブルユー)」で社会現象を巻き起こした時代、彼女はまだ中学生だった。過密スケジュールと大人の思惑が渦巻く芸能界のど真ん中で、彼女は「子供」でいることを許されなかったのかもしれない。その反動のように訪れた10代後半から20代にかけての迷走期は、メディアによって執拗に書き立てられた。
しかし、あの狂乱の時代から四半世紀近くが経ち、彼女自身が二人の子供を育てる立場となった今、当時の経験は独自の教育論へと昇華されている。かつて傷だらけだった少女は、自らの痛みを栄養分にして、子供たちを守る強い盾を手に入れたのだ。