男性アイドルの「高学歴化」という歴史的転換点において、真っ先に名を挙げなければならないのが嵐の櫻井翔だ。
櫻井は、超多忙なアイドル活動と学業を極限まで平行させ、慶應義塾大学経済学部を見事に卒業した。当時はまだ「学業を優先するアイドル」に対する芸能界内部の理解も十分ではなかった時代である。過酷なスケジュールを縫って講義に出席し、定期試験を突破し続けた彼の決断は、後輩たちへ強烈な道標となった。のちに日本テレビ系報道番組『news zero』でキャスターとして長年にわたり信頼を獲得した事実は、大学で培った論理的思考と社会的な視点が実を結んだ最良の結実と言える。