ブームの終焉は残酷なほど速かった。メディア露出の減少とともに「一発屋」のレッテルが貼り付けられ、地方営業での客足も次第に途絶えていく。ある野外イベントでは、冷たい秋風が吹き荒れる中、海パン姿で登場したものの、観客が数人しかおらず静まり返った客席を前にパフォーマンスを続けざるを得ないという壮絶な失敗劇を経験した。
「あの時が本当の意味で『ヘタこいた』瞬間でした」と、後に本人が振り返るほどのどん底生活。しかし、彼はそこで挫けなかった。滑っても、拒絶されても、声を張り上げて笑顔を届ける。その泥臭い泥縄の努力こそが、後の復活へ向けた強固な土台となっていったのである。