ビッグバンを深く理解するためには、運営企業であるオカモトグループ(本社:北海道帯広市)の事業構造を俯瞰する必要があります。同社はガソリンスタンドやエネルギー事業をはじめ、フィットネス、外食、リユースまで手掛ける北海道屈指のメガコングロマリットです。
オカモトグループのリサイクル事業における最大の強みは、「道内各地を網羅する強固な自社物流ネットワーク」と「多様な販路の多角化」にあります。帯広、釧路、旭川、函館、千歳、苫小牧、札幌といった道内主要都市に張り巡らされた店舗網に加え、近年では「なんでもリサイクルビッグバンSHOP(メルカリShops)」や自社オンラインストアを通じたEC販売を急速に強化しています。
白石店のような大型旗艦店で買い取られた商品は、店頭に並ぶだけでなく、全国規模のEC市場へ瞬時に出品される仕組みが確立されています。また、一定期間売れ残った衣料品や雑貨類は、系列の別業態やまとめ売りコーナーへ回され、徹底した在庫回転率の向上(キャッシュフロー最大化)が図られます。つまり、ビッグバンの査定スタッフは「この商品は自社の全チャネルを通じて何日以内にいくらで捌けるか」というドライなデータに基づいて数値を算出しています。感情的な愛着や購入時の元値が査定に加味されにくいのは、こうした冷徹なまでの計数管理と高速流通モデルが徹底されているからこそなのです。