マトンとラムの違い完全ガイド!月齢・栄養からジンギスカンの極意まで

マトンとラムの違い完全ガイド!月齢・栄養からジンギスカンの極意まで

マトンとラムの違い完全ガイド!月齢・栄養からジンギスカンの極意までに関する深掘り記事を速報でお届けします。関心のある方は必見です。

羊肉の世界において、肉の名称を決定づける第一のファクターは「月齢(年齢)」です。国際的な貿易基準(オーストラリアやニュージーランドの規格)および日本の食肉流通において、羊肉は主に以下の3つに明確に区分されています。

まず「ラム(Lamb)」は、生後1年未満(およそ12か月未満)の永久門歯が生えていない子羊の肉を指します。母乳や牧草を食べて育つ期間が短いため、肉質は非常に柔らかく、筋繊維が細かくてジューシーです。独特のクセが極めて少ないため、羊肉初心者でも牛肉や豚肉と同じ感覚で美味しく食べられます。

対する「マトン(Mutton)」は、生後2年以上(永久門歯が2本以上生えた)成羊の肉です。牧草を長期間反芻(はんすう)して育つことで筋肉が発達し、肉質は引き締まり、濃厚なうま味と特有の芳醇なアロマを蓄えます。ジンギスカン発祥の地・北海道の古くからの愛好家や、インド・中東などのスパイス料理圏では「羊を食べるならマトンでなければ物足りない」と断言されるほど、根強い支持を集めています。

そして、羊肉の愛好家の間で“幻の肉”と称されるのが「ホゲット(Hogget)」です。これは生後1年以上2年未満(永久門歯が1〜2本)の若羊を指します。ラムの「柔らかくみずみずしい食感」と、マトンの「芳醇なコクとうま味」を併せ持つ理想的な肉質ですが、肥育期間の管理が難しく出荷時期が限られるため、国内市場に出回る量はごくわずかです。

精肉コーナーでの見分け方としては、肉の色と脂身の質感が大きな手がかりになります。ラム肉は淡いピンク色(薄紅色)をしており、脂身は白く滑らかです。一方のマトン肉は、筋肉中のミオグロビンが増加するため、深く濃い赤褐色(濃紅色)を帯び、脂身はしっかりとした硬さと粘りを持っています。

中村 さくら
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中村 さくら

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。