グローバルな半導体市場を見渡せば、韓国サムスン電子や米マイクロン・テクノロジーといったライバル企業も、積極的な自社株買いや増配を通じて株主を引きつけている。米国市場を中心とする機関投資家は、企業の技術力だけでなく資本効率(ROEやROIC)をシビアに評価する。
キオクシアがグローバルな半導体銘柄として正当な評価を得るためには、従来の日本企業にありがちな「現金溜め込み型」からの脱却が不可欠だった。今回の施策により、同社の総還元性向はグローバルの競合水準に一気に近づくことになり、海外ファンドからの資金流入を呼び込む呼び水となる可能性が高い。