アキラ100%がブレイクした2017年前後、日本のバラエティ番組はまだ、生放送でのスリリングな演出を許容する空気感を残していた。彼の芸は、物理法則と徹底的なトレーニングに基づいた「絶対に見せない」職人技である。しかし、生放送という魔物が牙をむいた夜があった。
特に有名なのが、ある正月の生放送特番だ。お盆をひっくり返すタイミングとカメラのアングルがわずかにズレたように見えた瞬間、ネット上は蜂の巣をつついたような騒ぎになった。視聴者が求めたのは、コンマ数秒の「失敗」の証拠だった。テレビ画面をスローモーションでキャプチャし、拡大し、解析する。その執念が生み出したのが、数々の疑惑の画像群である。