今回の事案で特に悪質なのが、クラウドファンディングの枠組みを悪用した資金集めだ。「大会応援プロジェクト」「有料観覧エリア拡大のための個人出資」などと謳い、出資額に応じた限定リターンとして特別観覧券や限定グッズを届けると宣伝するページが確認された。
実際のクラウドファンディングプラットフォームに酷似した偽サイトを開設するケースや、審査が甘い海外サーバーを経由した野良サイトなど、その態様は実に様々。資金が集まった段階で突然サイトごと消去し、集めた電子マネーや暗号資産を持ち逃げするドロン型の手口が目立つ。地域振興や地元の祭りを応援したいという市民の純粋な善意を踏みにじる行為に、関係者の怒りは頂点に達している。