1999年夏。テレビ東京系のオーディション番組『ASAYAN』の画面越しに走った衝撃を、当時の視聴者は今も鮮明に覚えているはずだ。モーニング娘。の第3期追加メンバーオーディション。そこに現れたのが、当時弱冠13歳の後藤真希だった。
金髪混じりのヘアスタイル、中学生離れした大人びた立ち姿、そして何より物怖じしない堂々とした眼差し。他を凌駕する圧倒的な存在感に、審査員たちも息をのんだ。たった一人で追加合格を果たした彼女の登場は、グループの運命だけでなく、平成のポップカルチャー全体の潮流を決定づける歴史的転換点となった。