テレビ朝日系列の日曜朝という伝統的な時間帯において、本作が打ち出した映像表現は極めて先進的だった。「メガゾード」と呼ばれる巨大エネトロン生命体との息をのむ攻防、リアルな装備の補給シークエンス、そしてエージェントとしての緊張感に満ちた作戦遂行。そこには緻密に構築されたSFアクションの美学が貫かれていた。
明快さや分かりやすさを最優先する従来の手法から一歩踏み出し、大人の鑑賞にも耐えうるリアル志向のドラマを提示した決断。この果敢な挑戦こそが、放映から長い年月が経過した今もなお、クリエイターやファンから絶賛される最大の理由である。