この巨大な商業施設の根底には、脈々と受け継がれてきた創業の精神が存在する。グループの礎を築いた「東武鉄道株式会社」の初代社長・根津嘉一郎が掲げた「社会への貢献」と「顧客本位」の姿勢は、時代を超えて今の商いの場にも色濃く生きている。
現在、舵取りを担う「株式会社東武百貨店」の代表取締役社長・重田敦史氏は、歴史ある伝統を守りつつも、変化を恐れない大胆な構造改革を推進中だ。鉄道インフラと商業リテールを強固に結びつけるグループのシナジーを最大化し、池袋というターミナルの価値を極限まで高めようとする強い意志が、今回のリニューアルの随所から感じられる。