コンビ「キングコング」として若くして頭角を現した西野亮廣が、絵本作家やビジネス書の執筆、国内最大級のオンラインサロン運営へと足を踏み入れた際、世間の風当たりはすさまじかった。その渦中で、誰よりも容赦なく彼を「イジり倒した」のが東野幸治だ。
「新興宗教の教祖」「捕まっていない詐欺師」といった強烈なワードを浴びせかけ、テレビの企画で徹底的に弄る。一見すると冷酷なイジりに思えたが、実のところ、東野は誰よりも早く西野の持つ非凡な才能と特異性に気づいていた。世間が西野の行動を「痛い」とバッシングしていた時期、東野のイジりは結果として彼をエンタメの枠組みに繋ぎ止めるセーフティネットとして機能していたのだ。