2026年4月に連邦捜査局(FBI)に出頭した水原氏は、司法当局との間で司法取引に応じる道を選びました。同年6月、カリフォルニア州サンタアナの連邦地裁において、最高刑が禁錮30年となる銀行詐欺罪(Bank Fraud)および最高刑が禁錮3年となる虚偽の納税申告(False Tax Return)の2つの重罪について、正式に罪を認めて有罪答弁を行いました。
司法取引の合意内容には、大谷選手に対する約1,700万ドルの全額賠償命令、ならびに国税庁(IRS)に対する未納税金・追徴金(約114万ドル)の支払いが含まれています。法廷の場で水原氏は「大谷氏の口座から許可なく送金したことに間違いありません。自らの行為の責任をすべて受け入れます」と消え入るような声で謝罪の言葉を述べました。
かつてメジャー最高峰の舞台で脚光を浴びた通訳は、一転して連邦刑務所への収監を控える重罪犯として、米国の司法史に残る金融犯罪の当事者となったのです。