マリウス葉が国際的なキャリアや多様性の尊重に強い関心を持つ背景には、彼の生い立ちと家庭環境が深く関係しています。ドイツ・ハイデルベルク出身の彼は、ドイツ人の父親と、台湾出身で元宝塚歌劇団星組男役スターとして活躍した燁明(よう あきら)さんを母親に持ちます。
実家は現地でも名高い歴史ある資産家であり、父は不動産やコンサルティングを手掛ける実業家。幼少期からドイツ語、日本語、英語を行き来するトリリンガル環境で育ちました。母の燁明さんは宝塚という徹底した自己規律と表現の世界を経験していたことから、表現者としての立ち居振る舞いを厳しく教え込む一方で、子どもの主体性を重んじる教育方針を貫いていました。
家庭内では常に世界の貧困問題や環境問題、人権問題が食卓の会話に上っていたといいます。マリウスがアイドル時代からジェンダー平等やSDGsについて積極的な発信を行っていたのは、この家庭環境で培われた自然な倫理観と使命感によるものでした。