モーセの十戒に対抗し、この宗教には「8つの『できれば〜してほしくないこと』」が存在する。神が海賊の船長に授けたとされるこのガイドラインは、他者への強要やドグマを徹底して排除している。
- 第1の願望:自分たちの教義を笠に着て、他者を抑圧したり見下したりしないでほしい。
- 第2の願望:私の存在を利用して、他者を差別、迫害、あるいは攻撃しないでほしい。私は生贄を求めない。
- 第3の願望:他人の信仰や生き方を批判するために莫大な金を費やさないでほしい。その金は貧困を無くすために使ってほしい。
- 第4の願望:私のために数億円の神殿を建てないでほしい。お金は医療や教育に使うべきだ。
- 第5の願望:空腹の時に私の存在について語り合わないでほしい。まず何か食べてからにしてほしい。
絶対的な命令(〜せよ、〜するな)ではなく、「できれば避けてほしい」という謙虚なトーンを採る。ここには、宗教の名のもとに行われてきた歴史的暴力に対する痛烈な反省と、寛容な人間関係への願いが込められている。