ネット上で「大阪産業大学はやばい」と書き立てられる最大の要因は、過去の入試倍率の低迷期に形成された固定観念と、受験ヒエラルキーを過度に単純化する匿名コミュニティの風潮にあります。2000年代から2010年代にかけての少子化の波の中で、一部の私立大学が入試の定員割れを起こした時期の記憶が、現在もネットスラングとして独り歩きしている側面は否定できません。
大学通信や大手予備校の入試追跡データを確認すると、現在の大阪産業大学は完全な無選抜状態を指す「Fランク(ボーダーフリー)」には該当しません。一般選抜や公募制推薦入試において毎年多くの不合格者が出ており、最低限の基礎学力がなければ合格を勝ち取ることは不可能です。
また、学生の気質に関して「荒れているのではないか」という懸念の声も聞かれますが、実際のキャンパスでは資格取得やモノづくりプロジェクトに熱中する実直な学生が大半を占めています。かつてのイメージだけで判断するのではなく、直近の入試データやカリキュラムの進化に目を向ける必要があります。