昭和・平成の「外国人タレントブーム」において、同時期に活躍したことから現在でも混同されがちなのが、ケント・デリカットとケント・ギルバートの2人です。
視聴者からは「2人のケント」として親しまれましたが、そのバックボーンやキャリアの方向性には明確な違いが存在します。
ケント・ギルバートは、カリフォルニア州弁護士資格を持つ法律家であり、芸能界引退後も日本に拠点を置きながら、政治・外交評論家や保守論客としての著述・言論活動を精力的に行っています。鋭い舌鋒と論理的な解説がトレードマークです。
対するケント・デリカットは、政治的・思想的な発信とは距離を置き、終始一貫してお茶の間を笑顔にするエンターテイナー、そして実直なビジネスマンとしての道を歩みました。家族主義を重んじ、テレビの表舞台から裏方の映像プロデューサー・起業家へとシフトした生き方は、ギルバート氏とは対照的でありながら、独自の確固たる成功を収めています。