昨今、エンターテインメント作品におけるアイウェアの役割は一層大きくなっている。大きな話題を集めたNetflixのオリジナルドラマ『極悪女王』でも、時代背景やキャラクターの性格を強烈に物語る小道具として眼鏡が大きな意味を持っていた。芸能界において、メガネは単なる視力補正を超えた自己表現の武器だ。
役柄によって顔の印象を激変させる俳優やタレントたちは、フレームの太さや色、素材一つで全く異なるパーソナリティを創り出す。丸顔の持つ柔らかいイメージを活かして優しさを前面に出すこともできれば、あえてエッジの立ったメタルフレームを重ねてシリアスな知性を醸し出すこともできる。アイウェアが持つ変身願望のエネルギーは、スクリーンを超えて私たちの日常にも注がれている。