細木数子の私生活における最大の謎といえば、その複雑な婚姻歴だろう。20代前半で最初の結婚を経験するも、わずか数ヶ月で破局を迎えたとされる。若き日の彼女は銀座のクラブ経営など夜の街で頭角を現し、己の力一つで荒波を生き抜く道を選んだ。この最初の破局こそが、彼女を自立した強い女性へと変貌させる決定的なきっかけとなったのである。
その後、晩年近くになり「再婚」や「籍を入れた」といった報道が世間を騒がせたこともあった。しかし、実際のところ彼女が重んじたのは法的な婚姻関係以上に、魂のつながりや独自の占術的観点に基づいた絆であったとされる。生涯を通じて男性に依存することなく、己の意思で人生の舵を切り続けた姿勢は、まさに波乱万丈という言葉がふさわしい。