AKB48が国民的アイドルへと駆け上がる過程で、「神7」と呼ばれる歴代主要メンバーの中でも、二人のライバル対決は常に物語の中心にありました。その象徴が毎年列島を沸かせた「AKB48選抜総選挙」です。
2010年の第2回総選挙で大島優子が初の首位を獲得した際、「背中を押してくださいとは言いません。ついてきてください」と言い放った堂々たるスピーチは、グループの歴史を大きく動かしました。対する前田敦子も、翌2011年の第3回総選挙で見事に首位を奪還。「私のことは嫌いでも、AKBのことは嫌いにならないでください」という涙の叫びは、平成のアイドル史に残る伝説の名言として語り継がれています。
大島優子がセンターを務めた『ヘビーローテーション』、前田敦子がセンターを務めた『フライングゲット』など、二人が交互に時代を象徴する楽曲の顔となったことで、グループの人気は不動のものとなりました。互いの存在があったからこそ、個人のポテンシャルもグループの勢いも限界を超えて引き出されたことは間違いありません。