当時の「うまし」が提供していたメニューは、一般的な弁当屋と変わらないラインナップでした。定番のから揚げ弁当、ハンバーグ弁当、焼肉弁当、とんかつ弁当などが並び、どれも白米がぎっしりと詰め込まれた大盛り仕様でした。教団自体は菜食主義(ベジタリアン)を掲げていたものの、一般向けの店舗では集客を優先し、しっかりと肉類を使ったメニューを前面に押し出していたのが実態です。
当時の味や評判に関する口コミを振り返ると、「とにかく米の量が多くて腹一杯になる」「揚げ物の油が少し重かったが、この安さなら文句はない」「学生や若いサラリーマンにとっては救世主のような店だった」といった肯定的な評価が目立ちます。接客を担当していた信者たちも、言葉少なで機械的な印象はあったものの、愛想よく真面目に働いているように見えていたため、事件発覚後に「あのお弁当屋さんがオウムだったのか」と戦慄した利用者が後を絶ちませんでした。