ミーティング会場の顔ぶれが若返り、多様化しているもう一つの大きな要素が、ポップカルチャーとの化学反応だ。世界的な大ヒットを記録した映画『トップガン マーヴェリック』で描かれた、主人公が滑走路脇を大型バイクで爆走するシーンは、往年のファンのみならずZ世代の胸を強く打った。スクリーン越しに体感したあの圧倒的な疾走感と孤高の美学に憧れ、二輪免許を取得してイベントに足を運ぶ新米ライダーが急増している。
同時に、女子高生たちのリアルかつコミカルなバイクライフを描いたアニメ『ばくおん!!』の存在も無視できない。作品ゆかりの聖地巡礼ツーリングやアニメコラボのイベントには、作品ファンからコアなマニアまで多様な層が押し寄せる。メディアミックスがもたらすエンタメ性は、バイクという乗り物が持つハードルを大幅に下げ、新しいファン層をシーンへ招き入れる強力な推進力となっている。