1968年に放送を開始した伝説のテレビドラマ『キイハンター』は、若き千葉真一の存在を茶の間に鮮烈に焼き付けた。特筆すべきは、特撮やデジタル合成が皆無だった時代に、彼がほぼすべての危険なスタントを吹き替えなしで自らこなしていた点だ。
時速数十キロで走る列車の屋根から屋根へと飛び移り、空中に浮上するヘリコプターのタラップへと素手で飛びつく。カメラが捉える彼の表情には、単なる演技を超えた本物の緊迫感が漲っていた。この命懸けのパフォーマンスがお茶の間を熱狂させ、最高視聴率30%を超えるお化け番組へと押し上げたのだ。