本大会の最大のハイライトは、音楽と花火が完璧にシンクロするコンピューター制御のミュージックスターマインだ。老舗の丸玉屋小勝花火店が仕掛けたプログラムは、静と動のコントラストが極めて巧みに設計されていた。
静寂を切り裂く一発の打ち上げから始まり、重厚なクラシックやアップテンポな楽曲に合わせて、光の粒子が夜空を駆け巡る。そして終盤のグランドフィナーレ。視界の端から端までを埋め尽くす錦冠菊(にしきかむろぎく)の連続打ち上げは、まるで金色の光の雨が降り注ぐかのようだった。光が空一面に広がり、十勝川の川面を黄金色に染め上げた瞬間、会場全体から雷鳴のような拍手と歓声が沸き起こった。