かつてハートモチーフといえば、華奢なラインやピンク色のストーン、どこか少女趣味な可愛らしさと結びつけられがちだった。しかし、2026年のトレンドラインは全く異なる文脈を描いている。
今季のトレンドを牽引するのは、まるで現代アートの彫刻をそのままミニチュア化したかのような立体的なフォルムだ。非対称に歪んだアシンメトリーな形状や、溶けた金属が滴るような流線型のデザインが主流。甘さを排除し、メタルの持つ冷ややかな質感と光の反射を活かしたシェイプは、服を着る者の強さと自信を引き立てる。「可愛いアクセサリー」ではなく、「耳元に飾るオブジェ」としての存在感が際立っている。