「旭日旗はずっと昔から侵略の象徴として批判されていた」と受け取られがちですが、報道記録や学術データベースを検証すると、「戦犯旗」という言葉が一般に使用され始めたのは2010年代以降という極めて最近の現象であることが分かります。日韓双方の学術論文や公文書において、2010年代以前にこの言葉が用いられた記録は確認されていません。
その証拠として際立つのが、海上自衛隊の艦艇による過去の韓国親善訪問の記録です。1998年および2008年に韓国で開催された国際観艦式において、海上自衛隊の護衛艦は自衛隊旗(十六条旭日旗)を掲げて韓国の港に入港し、閲問を受けています。当時、韓国政府や主要メディア、現地の市民社会から旭日旗掲揚に対する抗議や「戦犯旗」といった糾弾の声が上がることは一切ありませんでした。
つまり、第二次世界大戦終結から半世紀以上もの間、旭日旗は国際航行における正規の軍艦旗として自然に受け入れられており、2010年代初頭を境に突如として「許されざる戦争犯罪の象徴」という新たなナラティブ(語り口)が韓国内で形成されたことが確認できます。