引っ越しをした直後や、放送局の周波数変更に伴って映らないチャンネルが発生した場合、最も確実な解決策がチャンネル再スキャン手順の実行です。 テレビ受像機は、内部のメモリに「どの周波数を何番のボタンに割り当てるか」を記憶しています。引っ越しによって受信する電波塔が変わると、物理チャンネルの周波数が異なるため、以前の記憶のままでは電波を捉えられません。そこで必要となるのが、テレビチャンネル設定方法の基本である「スキャン作業」です。 主要メーカー(ソニー・パナソニック・シャープ・TVS REGZA等)で共通する標準的な操作ステップは以下の通りです。
- リモコンの「メニュー」または「設定」ボタンを押す:画面に設定一覧を表示させます。
- 「放送受信設定」または「チャンネル設定」を選択:機種によっては「初期設定」や「電子取扱説明書」の階層内にある場合もあります。
- 「地上デジタル」を選択し、「チャンネルスキャン」へ進む:ここで「初期スキャン」と「再スキャン(追加スキャン)」の選択肢が出ます。引っ越しの場合は必ず「初期スキャン」を選択してください。郵便番号や地域名(都道府県)の再入力を求められるので、現住居の情報を正確に入力します。
- スキャン完了を待つ(約2〜3分):テレビが13chから52chまでの電波を自動走査し、受信可能な放送局を検出して各ボタン(リモコンキーID)へ自動登録します。
なお、マンションやアパートで導入されているケーブルテレビチャンネル設定の場合、注意が必要です。電波が「パススルー方式(アンテナ電波をそのまま流す方式)」であれば通常のテレビ設定で映りますが、「トランスモジュレーション方式」の場合はテレビ直結では映らず、専用のセットトップボックス(STB)を経由して視聴する必要があります。賃貸住宅でスキャンを行っても一切チャンネルが検出されない場合は、物件の配線方式がCATV専用になっていないかを管理会社へ確認してください。