ビジネスシーンにおける「ありがとう」への返答は、親密さのアピールよりも「敬意の表明」と「謙虚なプロフェッショナリズム」が最重要視されます。同僚相手の「没事」をそのままクライアントや上司に使うのはマナー違反にあたるため、適切なフォーマル表現のストックが必要です。
最も使い勝手が良く礼儀正しいのが「不用客気(bú yòng kèqi)」または相手を敬称にした「您太客気了(nín tài kèqi le=ご丁寧に恐縮でございます)」です。取引先から業務上の貢献に対して深い感謝を述べられた場合、単に「どういたしまして」と流すのではなく、以下のように受けるのが洗練されたビジネスコミュニケーションの手法です。
「哪里哪里,这是我应该做的(nǎli nǎli, zhè shì wǒ yīnggāi zuò de=とんでもございません、当然の務めでございます)」
このように「哪里哪里」で一度謙遜を挟み、業務としての責任感を付言することで、相手に対する敬意と自己の職務意欲を同時に伝えることが可能になります。