十三公園野球場を語る上で避けて通れないのが、「週末の予約がまったく取れない」という嘆きです。大阪市スポーツ施設予約システム「オーパス(OPAS)」を通じて申し込む仕組みですが、淀川区野球場の中でも本球場への応募集中度は頭ひとつ抜けています。
最大の要因は、阪急電鉄の主要3線(神戸線・宝塚線・京都線)が結節する十三駅から徒歩約10分という卓越した交通利便性にあります。大阪市内外からメンバーが集まる社会人草野球において、全員が現地集合しやすい拠点は極めて限られています。近隣の淀川河川敷グラウンドと比較しても「駅からの距離」「足元の良さ」「周辺の飲食・買い出し環境」で圧倒的優位に立っていることが、エントリー数を押し上げる直接的な引き金です。
さらに、地元密着の十三公園少年野球チームの定期利用枠や連盟の公式戦スケジュールが事前に確保されている週もあり、一般チームに開放される土日祝日の時間枠そのものが限られています。供給に対して需要が大幅に超過している点こそが、予約困難の根底にある冷徹な構造です。