不具合が起きた際、どこまでなら資格を持たない一般ユーザーが自力で直せるのでしょうか。結論から言えば、壁の内部配線に直結していない「外装カバーと操作パネルの着脱・交換」に限られます。
壁スイッチは大きく分けて、以下の3層構造で成り立っています。
1. 壁奥のボックスに収まり電線が接続されている「埋込スイッチ本体(配線器具)」
2. スイッチを固定する「金属または樹脂の取付枠」
3. 表面を覆う「スイッチプレート」および指で押す「スイッチハンドル」
このうち、無資格者が触れてよいのは第3層のプレートとハンドルのみです。もしハンドル裏のプラスチック爪が折れて脱落しているだけなら、部品を購入して差し替えるだけで解決します。
スイッチプレートのバネ外れ対処法として、まずはマイナスドライバーの先端にマスキングテープを巻き、プレート下部にある細いスリットに差し込んでカバーを外します。外側のプレートを外すと現れるスイッチハンドルの交換手順は、爪の噛み合わせを確かめながら手前に引き抜き、新品の同規格ハンドルを水平に押し込むだけです。ホームセンターや家電量販店で数百円程度で入手できます。
しかし、ハンドルを外した奥にある小さな黒や白のスイッチ本体からバネが飛び出していたり、本体の押しボタン自体が戻らなかったりする場合は、自力での作業を直ちに中断しなければなりません。本体内部の分解や配線が絡む修繕は、法令上完全にDIYの対象外です。