レシピ共有サイト「クックパッド」の検索トレンドや、NHKの長寿番組『きょうの料理』の過去アーカイブを紐解くと、全国の主婦や料理好きたちが実践してきた驚くべき「隠し味」が浮かび上がってくる。いずれも冷蔵庫に常備されていることが多い意外な食材ばかりだ。
第1の隠し味は「ピーナッツバター」や「ごまペースト」。香ばしさと濃厚な脂質がカプサイシンを包み込み、アジア風のエスニックなコクを生み出す。第2は「リンゴジャム」や「マーマレード」。果実由来の自然な甘みと爽やかな酸味が、辛さを瞬時にマスキングする。第3は「すりおろしバナナ」。果肉のデンプン質がトロミとまろやかさを補強する。第4は「チョコレート(ミルク味)」。カカオのコクと砂糖の甘さが洋風デミグラスのような重厚感を与える。そして第5は「とんかつソース」や「ウスターソース」。野菜の旨味と甘味が凝縮されており、味を締める役割も果たす。