サーフィンが単なるカルチャーからスポーツへと発展した歴史を紐解くと、スキンケアに対するアプローチの激変が見て取れる。1960年代の名作サーフドキュメンタリー映画『エンドレス・サマー』の時代、サーファーたちは日焼け止めを塗るどころか、太陽の光を全身に浴びて褐色の肌を誇ることがワイルドさの象徴とされていた。
しかし、現代においてサーフィンは緻密なフィジカル管理が求められる高次元のエクストリームスポーツとして認知されている。長時間の紫外線照射が引き起こす激しい疲労感や皮膚組織へのダメージは、アスリートの集中力を削ぐ致命的なリスクとなる。半世紀以上の時を経て、日光を浴びるスタイルから「日光から肌と体力を徹底防衛する」スタイルへの転換が完了したのだ。