当面の現金を工面できない場合、以下の具体的な4つのステップで支払いをコントロールすることが可能です。
1. 保険証のみ提示し、支払期日の猶予(ツケ払い)を交渉する
多くの一般歯科では、身元確認書類(保険証・マイナンバーカード)を提示した上で誓約書を記入すれば、次回来院時や翌月の給料日まで窓口支払いを待ってくれる運用を行っています。電話連絡時に「手持ちが2,000円しかないため、本日は痛みを止める最低限の処置にしていただき、残りは次回払いたい」と明確に伝えましょう。
2. 院内分割払いまたはクレジットカードの後から分割を利用する
自費診療だけでなく高額な保険診療でも、院内独自の分割払いに応じてくれる医院があります。また、クレジットカード対応のクリニックであれば、窓口で一括決済した後にカード会社の管理画面から「あとから分割」「あとからリボ」へ変更することで、当月のキャッシュアウトを最小限に抑えられます。
3. デンタルローンの審査基準と注意点を把握する
高額な補綴治療などで提案されるデンタルローンですが、信用情報機関(CIC・JICC)に延滞記録がある場合や、勤続年数が短い非正規雇用の方は審査に通りにくい傾向があります。ローン審査に不安がある場合は、無理に自費を選ばず「すべて保険適用範囲内で治療を完結させたい」と担当医に強く要望することが大切です。
4. 高額療養費制度と自治体の助成制度をフル活用する
同月内の医療費自己負担額が高額になった場合は高額療養費制度が適用され、所得に応じた上限額を超えた分が払い戻されます。さらに、ひとり親家庭等医療費助成や自治体独自の成人歯科健診(無料または数百円で受診可能)を利用して初期検査費用を浮かすのも有効な手段です。