国民的メニューとしての地位を盤石にしたのは、味覚の設計だけではない。日本のポップカルチャーと巧みに連動した歴代のキャンペーンが、世代を超えたファン層を築き上げてきた。
かつてあだち充氏の代表作『タッチ』のヒロイン・浅倉南や上杉達也を起用し、青春の甘酸っぱさとタツタの香ばしさを重ね合わせたプロモーションは、当時のファンに強烈なノスタルジーを植え付けた。近年では『名探偵コナン』との大型コラボレーションを展開し、謎解き要素や限定パッケージを取り入れた仕掛けでZ世代やファミリー層の心を瞬時に掴んでいる。カルチャーを巻き込みながらイベント化していく手腕こそ、このバーガーが時代を超えて愛される原動力だ。