一二三を語る上で絶対に切り離せないのが、幼馴染であり同居人でもある観音坂独歩の存在だ。ステージ上で繰り広げられる二人の息の合った掛け合いは、長年の信頼関係が醸し出すリアリティに満ちている。互いに背中を預け合い、トラウマと戦う姿に胸を熱くしたファンは数知れない。
舞台裏のエピソードによれば、稽古場でのキャスト同士のディスカッションは極めて濃密だったという。ラップの踏み方一つ、視線の合わせ方一つに至るまでミリ単位の調整が重ねられ、休憩中も二人でリリックのニュアンスを確かめ合う姿が目撃されていた。この妥協なき熱量とキャスト間の深い絆が、本番の爆発的なグルーヴ感へと直結しているのだ。