「汁物でサラサラ流し込めるから消化に良いはず」と思われがちですが、医学的な見地からはむしろ胃腸に負担をかけやすい食べ方と指摘されています。
ご飯に含まれるデンプンは、本来、口の中でよく噛むことで分泌される唾液中の消化酵素「プチアリン(唾液アミラーゼ)」によって分解されます。しかし、味噌汁をかけると噛まずに飲み込めてしまうため、咀嚼回数が激減し、デンプンが未消化のまま胃へ送り込まれてしまうのです。
さらに、水分によって胃酸が薄まり、胃の消化器官がフル稼働を強いられることで、胃もたれや消化不良の原因になります。また、早食いにつながるため血糖値が急激に上がりやすい点もデメリットです。
ただし、栄養面で見れば味噌は大豆由来の植物性タンパク質、アミノ酸、ミネラルが豊富です。咀嚼を意識し、野菜や豆腐などの具材をしっかり噛んで食べれば、忙しい朝のエネルギー補給や水分・塩分補給として優れたパフォーマンスを発揮します。