アニメ版『妖怪ウォッチ』において、ジバニャンの遠いご先祖様にあたるイサマシ族のレジェンド妖怪「ブシニャン」は、初登場時からそのストイックすぎる性格と天然な言動で独自の存在感を放っていました。中でも視聴者のド肝を抜いたのが、アニメ第89話(「妖怪ブシニャン」パート)で描かれた過酷な自己鍛錬の結末です。
普段は青い甲冑に身を包み、鋭い名刀を振るう可愛らしい小柄な姿ですが、武士としての高みを目指すあまり自らに課した修行のエスカレートによって、突如として鋼のような筋肉の鎧をまとった劇画調のムキムキ体型へと変貌を遂げました。この急激なビジュアル変化は、子ども向けアニメの枠組みを軽々と飛び越え、リアルタイムで視聴していた親世代やアニメファンをも巻き込む大きな話題となりました。
アニメ制作陣によるケータやウィスパーたちの鋭いツッコミと、本人が至って大真面目に筋肉の仕上がりを誇示するシュールな空気感が絶妙に噛み合い、ブシニャンのキャラクター性を決定づける歴史的なワンシーンとなったのです。