ヒカルという名を世に知らしめた決定打といえば、2017年4月に公開された「祭りくじのテキ屋で当たりが出るまで買い占めたら大変なことになった」企画です。屋台のくじを15万円分以上買い占めてもNintendo SwitchやPS4などの特賞が一切出ない実態を白日の下に晒したこの動画は、公開直後から爆発的な再生回数を記録しました。
この大ヒットの裏で、一部のネットユーザーや掲示板からは「露天商と事前にグルだったのではないか」「台本が存在したやらせ動画ではないか」という疑念が噴出しました。しかし、当時の現場の緊迫した空気感や、露天商側が激高して警察を呼ぶ事態にまで発展した生々しいやり取りを振り返れば、仕込みなしの完全なリアル検証であったことは明白です。
当時の報道やその後の検証番組でも取り上げられた通り、この動画をきっかけに全国の露天商くじに対する行政指導や実態調査が活発化しました。もし仮にやらせや事前の口裏合わせがあったとすれば、警察が現場に出動した時点で重大な偽計業務妨害や虚偽申告に問われるリスクがありました。ヒカル自身も自著『心配すんな。全部上手くいく。』やインタビューにおいて、「あの動画は人生を賭けた一発勝負だった。相手が本気で怒っていたからこそ、命の危険すら感じた」と当時の恐怖と覚悟を生々しく振り返っています。