青山学院記念館を語る上で、現在最も多くの関心を集めているのが施設の老朽化と建て替え計画の行方です。1964年の東京オリンピック開催年に誕生した同館は、すでに竣工から60年以上の歳月が経過しています。
青山学院大学の青山キャンパスでは、長期的なキャンパス整備計画に基づき、旧校舎の建て替えや最新教育研究棟の新設が段階的に進められてきました。記念館についても耐震補強や設備改修が重ねられてきたものの、構造的なバリアフリー化や最新興行への対応という観点から、将来的な再開発構想が常に議論の俎上に載せられています。
特に大きな転機となったのが、2026年秋に開幕を迎えたバスケットボールの新リーグ「B.PREMIER」の参入要件です。5,000人規模のアリーナ確保やVIPエリアの常設といった厳格な施設基準が求められたことで、これまで同館を本拠地としてきたサンロッカーズ渋谷のアリーナ移転および新拠点の確保が本格化しました。プロ公式戦の開催頻度に変化が生じる一方、大学側にとっては伝統ある学生スポーツの拠点としての原点回帰と、次世代キャンパス機能を見据えた抜本的なリニューアル計画が具体化しつつあります。