2000年代後半、アニメシーンの歴史を大きく塗り替えることとなった大ヒット作品『けいおん!』。作中で恥ずかしがり屋なベーシスト・秋山澪を演じたことが、彼女のキャリアにおける決定的な転換点となった。単なる萌え要素にとどまらない、等身大の女子高生が抱く繊細な感情や、音楽への情熱を見事に演じ分けたパフォーマンスは、瞬く間に多くのファンを虜にした。
当時、新人としてのフレッシュさを残しながらも、キャラクターの持つクールさと可愛らしさのギャップを絶妙なバランスで表現。彼女がメインボーカルを務めたエンディングテーマ曲は各種音楽チャートを席巻し、アニメ声優が音楽シーンのフロントランナーとして評価される時代の先駆けとなった。秋山澪というキャラクターと演者自身の個性が奇跡的な相乗効果を生んだ瞬間である。