ちいかわを取り巻くトリオの精神的成長と関係性の変化も、最新話における見逃せない見どころです。
ポジティブで言語化能力が高く、常にちいかわを支えてきたハチワレですが、最新編ではその「前向きさ」が裏目に出て危機を招きかねない危うさが巧みに描写されています。貧しさの中でも周囲への思いやりを忘れないハチワレの純粋さが、過酷な状況下でどのように試されるのか、読者の胸を締め付けるポイントです。
対して、自由奔放に見えながら卓越した実力を持つうさぎは、ピンチに陥ったちいかわやハチワレを言葉ではなく圧倒的な行動力で救い出す守護者としての立ち位置を確立しています。3匹の歪でありながら強固な信頼関係が、迫り来る脅威を前にどう深化していくのか、ナガノ氏の卓越した演出力が光ります。